元々、慢性的に腰が痛んでいた方です。
重い荷物を何気なく持った際に、ぎっくり腰になり来院されました。
上着をめくってみると、腰を中心に産毛が生えています。
慢性的に腰痛を持っている人によく見られます。
本能的に弱い腰をかばおうと毛を生やして護っているのでしょう。
体の妙といえます。
体は何でも知っている。
例えば、腐った牡蠣など食べれば、しばらくすると吐くか下すかしてしまいます。
この場合、出すものはすべて出した方がいいでしょう。
風邪などひいた時の熱もそうです。
熱をあげて病邪と闘っているので、解熱剤などで下げない方がいい。
病が奥に逃げてしまいます。
現代医学は大変進歩しており、各種検査機器により多くの病気を治せるようになりました。
それでもいまだに難病奇病に苦しむ人は後を絶ちません。
このような時こそ、われわれ治療師の出番です。
体の歪みと捻れを治しておけば、薬を飲んでも少ない量で効くはずであるだろうし、なによりも免疫力をアップすることは間違いないと思われます。