厚生労働省は、令和3年1月から、はり師灸師あん摩マッサージ指圧師が療養費の受領委任を取り扱う施術管理者として地方厚生局に新たに申し出する場合、実務経験と研修の受講が必要となることにした。
①実務経験については、国家資格の取得後、施術所での実務経験が１年間必要である。
※施術所では他の針師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師と一緒に勤務する必要があります。
 

これはハードルが高い!
というのも、人を雇用している治療院などほとんどないからである。
医師なら病院で勤務して経験を積みそして開業できるが
病院のような治療院など皆無に等しい。
これでは健康保険を扱うな!
と宣告しているようなものである。

②研修の受講について
　2日間以上で16時間以上の研修を受講する必要がある。

特例はあるが、いずれもハードルが高いものである。
健康保険証があれば、医師の同意がなくても鍼灸やマッサージの施術を受けることができる!
これは、我々東洋医術系の治療師の悲願であるが、ますます遠のいたと言わざるを得ない。