頭痛薬の飲み過ぎによる頭痛
いわゆる薬物乱用頭痛というのがあるそうです。
近畿大学医学部麻酔科教授だった森本昌宏先生が次の様に仰っています。
元々の原因になっている頭痛は片頭痛が多い。
月に10から15日以上起こる頭痛が
3ヶ月以上続く場合は要注意である。
この頭痛発作を慢性化させる原因が
薬物の乱用であり
薬剤の使用過多による頭痛だそうです。
全人口の1から2%(すべての頭痛患者の14,6%)が薬物乱用頭痛に苦しめられています。
女性が70%を占め
年齢では30から50歳代に多いそうです。
乱用に陥ると、日常生活が制限されるばかりでなく、頭痛発作により仕事の効率が低下し治療費もかさむ。
安易に薬物に頼ることを止めるように啓蒙することは、
頭痛診療に携わっている医師の使命であるとのことです。
この頭痛は乱用中止で消失するので
OTC(町の薬局)で簡単に買える市販薬に頼らないようにと
大学麻酔科の教授だった森本昌宏先生が
力説されています。