笹岡整骨院のYouTube動画である笹岡整骨院TVをみた方から質問がきました。
李氏朝鮮時代の漢方医書である東医宝鑑と杉田玄白が翻訳した解体新書では、後世にどちらが影響があったでしょうか?とのご質問です。
片方は漢方、片方は現代医学の元といえます。
東医宝鑑は今から400年ほど前に著された最高傑作の漢方医書です。
朝鮮通信使を通じて江戸幕府に運ばれて小石川に有った薬草園の教科書にもなりました。
明治になってから東京大学の薬草園に衣替えしています。
解体新書はあまりにも有名です。
漢方は生理に強かったが解剖に弱かった。
その乖離を埋めたのが解体新書です。
後に、漢方医は蘭学を学ぶために長崎に向かいました。
おそらく長崎大学医学部の図書館には古い漢方書が数多く眠っているでしょう。
2015年、中国の女性研究者のトーユーユーは古書からマラリヤの薬を発見し開発に成功。
ノーベル医学賞を受賞しました。
東医宝鑑にもお宝が眠っていることでしょう。
漢方に科学の光を当てる!
これこそ21世紀に生きる現代人の使命であると確信しています。
東洋哲学は物事を陰と陽に分けます。
動物である我々人間は陽であり、薬は科学的合成物ではなく陰たる植物の力を借りるべきだと思う。