患者さんから、自宅でストレッチをしたいので教えて欲しい!
このような要望が多くなりました。
ケガしては元も子もありません。
本格的なヨガをする必要はありませんが、ストレッチは健康を保つ上で大事なことです。
いきなりのストレッチは、かえって筋を痛めることがあります。特に起きてすぐに体を目覚めさせようとストレッチすると、体温が低いので痛めやすいのです。
むしろ、少し軽い散歩をして、十分に体が温まってからストレッチをしたほうがいいのです。
ストレッチの前には、すこし軽めの準備ストレッチをします。
筋肉や筋を伸ばして柔らかくしておくと、ケガや事故の防止につながります。
ストレッチしながらゆっくりとした深い呼吸をしてください。ゆっくり呼吸すると心と身体の緊張を取り除くことになります。
関節の可動域が少しずつ広がるので、自分の身体に自信を持つことができます。
ここで、ヨガの三大要素をご紹介します
腹式呼吸といわれる深い呼吸です。
丹田(へその下3寸)で呼吸するつもりで呼吸してください。
呼吸は自律神経と密接に関係しています。昼間のスポーツや仕事の時は交感神経が優位になり緊張しており、逆にリラックスしているときは副交感神経が優位になります。
呼吸を意識することにより、自律神経もコントロールしていくことができるようになります。
鼻で息を吸い、鼻で息をゆっくり吐けばいいでしょう
何も考えない無念無想とは、違います。
むしろ、ゆっくりとご自分の息を数えてください。
自分をコントロールできるようになり、ストレスから解放されます。
長い時間、座った状態で瞑想できるように、
考えられたヨガの姿勢(ポーズ)を意味します。
アーサナは力んで行うよりも、リラックスしている時によい効果を生みます。
ストレッチは誰でも行える簡易ヨガと思ってください。
ストレッチは年齢や男女の別なく行えるので生涯体育に最適です。
自宅でする場合でも、安全安心な場所で行いましょう。
簡単なストレッチから始めてください。
シニア世代は体が硬くなっているので、散歩の後や入浴後あるいは温かい部屋で楽しみながらストレッチしてください。
肩こり、腰の痛みをはじめとして頭痛や不眠などあらゆる体調不安にうってつけです。