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何故、体に細い鍼を打つと自律神経に影響するのでしょうか?

当院では直径約0.16mmから0,2㎜の鍼を使用しています。これは一般的な鍼灸院に比べて細めの鍼です。この鍼の刺激は皮膚や筋肉のセンサーを通じて脳や脊髄に伝わり、「体性自律神経反射」という自律神経の反射を介して、内臓や血管の働きに影響を与えると考えられています。
体性自律神経反射(体性内臓反射)とは、皮膚や筋肉などの体表への刺激が神経を通じて脊髄や脳に伝わり、自律神経を介して内臓や血管んお働きを変化させる仕組みの事です。

鍼灸施術においては、鍼や灸による皮膚・筋肉への刺激がこの反射を引き起こすことで内臓の機能を整えたり血流を改善したりする科学的な根拠の一つと考えられています。
当院では自律神経の調整に使われる代表的なツボとして、手首にある陽池や足首にある解谿などのツボを、患者様の症状と体質に合わせて選んで施術しております。

また、私は鍼灸単独だけでなく柔道整復師の免許も所持しております。背骨や骨盤の特殊な歪みやねじれを整える手技施術を組み合わせてせじゅつします。自律神経の通り道である背骨周りの筋肉のこわばりを緩めて歪みを整えて、鍼灸の働きかけで支えていきます。これが当院の施術の強みです。

一体自律神経とは、如何なるものでしょうか?

自律神経とは、生命を保つために必要な機能の微調整を体の中で自動的に行ってくれる神経です。私たちが自分の意志で動かしたり止めたりできない部分の働きや動きをコントロールしています。
私たちの体には頭の先からつま先まで神経が張り巡らされており、脳内の情報や脳から体の各器官への指令を伝えています。このシステム全体を神経系(ナーバスシステム)と呼び、大きく2つのサブシステムから構成されています。

  •  中枢神経(セントラルナーバスシステム)脳・脊髄にある神経細胞のネットワーク
  •  末梢神経:脳や脊髄から出て全身の各部位をつないでいる神経

自律神経はこの末梢神経システムに属しています。
では、体性神経と自律神経の違いは何でしょうか。末梢神経は脳以外の場所にあり、体の各部位と直接つながっています。その働きにより「体性神経」と「自律神経」に分かれ、それぞれ2つの神経システムから成り立っています。

• 体性神経(自分の意志で体を動かすための神経):
 (a) 感覚神経:物を見たり聞いたり、熱い・冷たいなどの情報を脳に送る
 (b) 運動神経:体の各部分を動かすために脳からの指令を伝える

• 自律神経:自分の意志とは無関係に臓器や器官の微調整を行う

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つがあり、体性神経の場合とは異なり、同じ器官に対して反対の作用を行うことで全体のバランスを取っています。
例えば、ドキドキするのは自律神経の働きによるものです。私たちは自分の意志で口を開けたり目を閉じたりできますが、心臓の鼓動を早めたり遅くしたりすることはできません。一方、驚いたときやスポーツの後などは自然に鼓動が速くなります。
また、睡眠中は無駄なエネルギーを消費しないよう基礎代謝が下がります。このとき脳は血圧を下げて心拍数を減らす指令を出しますが、翌朝目覚めればまた心拍数が上がります。このように、生命を維持しながら体に必要な休息を取れるよう自動的に微調整を行っているのが自律神経です。

ところで、器官の中には自律神経と体性神経の両方の働きを受けているものもあります。例えば呼吸です。私たちが無意識のうちに24時間休むことなく呼吸できているのは自律神経による自動調整のおかげですが、意識して呼吸を止めたり大きく深呼吸したりできるのは体性神経の働きによるものです。

交感神経と副交感神経の働きについて説明します。

自律神経を構成する交感神経と副交感神経は、体の同じ器官に対して反対の方向に働くことで機能を調節し、バランスを取っています:

• 交感神経(エネルギー消耗型/アクセルの役目):恐怖や緊張、怒りなどに反応し、体の活動を促す
• 副交感神経(エネルギー保存型/ブレーキの役目):日常生活のスムーズな働きを助け、臓器や器官をリラックスさせる

例えば、恐怖や緊張を感じると交感神経が働いて心臓の拍動や脈拍の増加を促し、いわゆるドキドキした状態になります。恐怖や緊張が解けると副交感神経が作用し、心拍や脈拍はゆっくりになって落ち着いた状態に戻ります。

また、心配事やストレスを感じたときに食欲がなくなってしまうのは、交感神経が胃腸の働きや消化液の分泌を抑制するからです。逆に副交感神経は胃腸の働きを促進し、消化液の分泌を促します。

このように、2つの神経が体内や外部からの変化に反応して自動的に切り替わり、臓器や器官の働きを調節することでバランスを保っているのです。

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